アートをマネージメントする
志賀絵衣
茨城高等学校卒業→本学科05年度卒業→P3 art and environment(アートマネジメント業)勤務
現在、P3 art and environment(以降、P3)という会社で、アートマネージメントを行っています。P3は現在特定のスペースを持っていないので、全国でプロジェクトを進行させています。 大分県別府で開催された「別府現代芸術フェスティバル2009混浴温泉世界」ではP3代表の芹沢高志が総合ディレクションをし、私もアシスタントとして開催期間前後の半年間は別府に住みながらディレクター補佐、アーティスト対応、ワークショップ対応等しました。また北海道にある十勝千年の森にはオノ・ヨーコ、インゴ・ギュンターなど7作家からなるART LINEが構成されており、参加しているアーティストの1人岩井成昭の作品「幣のフィールド」のプロジェクト担当をしていました。他にもアサヒ・アート・フェスティバルの事務局運営、横浜ベイ・クォーター内に点在するギャラリーBOXの展示・運営、展覧会カタログやアートブックなどの出版・ネット販売、音楽イベント等、活動内容は多岐に渡ります。

大学時代は、1、2回生の時に美術史などの授業でしっかり基礎を学び、課外授業にも積極的に参加していました。在学中は水戸芸術館や大原美術館で1週間かけてアーティストと共にワークショップを行う授業があり、とても刺激的で印象に残っています。最前線で活躍するアーティストの想いをくみ取りながら、参加する一般の方の安全性を考慮したり作業工程の調整をしたりと、学芸員の視野の広さを痛感しました。
大学の外でも「混沌から躍り出る星たち」展(以降、「混沌」展)の展覧会運営に携わったり、美術館でインターンをさせて頂いたり。P3に入ったのもこういった活動がきっかけです。「混沌」展運営のため東京に滞在していた4回生の時、当時の学科長に誘われて行った「横浜トリエンナーレ2005サポーター(ボランティア)説明会」で初めてP3代表の芹沢高志に出会いました。ご挨拶したその場で「キュレトリアルチームでインターンさせて下さい!」と直談判。4回生の夏休みのほとんどを横浜で過ごしました(美術館でインターンしていた時にお世話になった方が芹沢チームで働いており、その方の後押しがあって受け入れてもらえたのです)。 1ヶ月間勉強させてもらい、終わった後も定期的に連絡を取り合い、イベントに参加し、アピールして就職に繋げました。

今学生時代をあらためて振り返ると、あんなにもやりたいことを自由にできた時はないなと思います。美術に限らず、音楽、建築、カルチャー、文化、旅行…すべての経験・体験がその後の仕事に繋がります!学生のうちにたくさんの事を経験してください!



(2011/08更新)