現代美術家、研究者、映像ディレクターの活動をする
山城大督
大阪市立工芸高校[映像デザイン学科]卒業→本学科05年度卒業→山口情報芸術センター[YCAM] エデュケーター→現代美術家/東京藝術大学 大学院映像研究科 博士課程 在籍/映像ディレクター
−現在の活動は
3つの活動を平行して行っています。 1つ目はアーティストとしての活動。個人での作品制作と、コラボレーションワークとして「Nadegata Instant Party」というアーティスト・ ユニットで活動しています。 2つ目は研究者としての活動で、東京藝術大学の大学院映像研究科の博士課程に在籍していて2年目です。現代美術と映像の関係をテーマに研究をすすめています。 3つ目は、映像ディレクターとしての仕事。展覧会のドキュメントなど美術関係の記録などをしています。

−卒業してからの活動は
卒業してから山口情報芸術センター[YCAM]でエデュケーターとして3年間仕事をしていました。そこでは主に、WSや展覧会やレクチャーの企画などを行っていました。 そして、町の人たちとYCAMという公共施設がどうやってタッグを組み、協同していくのか、町中を走り回りながら活動していましたね。 山口で一軒家を借りてたんですけど、そこに町の人たちを呼んで、仕事終わってから、みんなでバーベキューをしたりして、仕事と関係なくなっていく様な。でもそれがまた仕事に還ってくるみたいな関係性。みんなでいかにもアートです。いかにも市民です。という顔をせずに、協同できるコミュニティーをつくっていきました。 そして現在は、上記の3つの活動を行っています。

−ASP学科でした勉強や経験で現在、役に立っていることは
美術に関してだけでなく、物事を分析的に見る能力ですね。 そして、福先生の授業VTC(現在のACOP)のプログラムは直接的にYCAMの仕事で助けられました。 美術史という言い方だけでなく、現在のアートを紹介してもらっていたので、それらを分析的に見ることで、自分のバトンが託されたらどんな表現をするかな、ということは考えるための訓練にはなっていたかなと思います。

−在学生に向けてのメッセージを
とにかく”自分の眼で見る”ということ、見て”自分で判断する”ということが、すべてだと思います。 美術全般だけじゃなくても、美術というメソッドは、社会とか世界とか歴史とか人種とか全部をフラットに見て、自分の眼と思想で判断していく行為だと思うので、それを繰り返していくことをおすすめします。
(2011年6月現在)